皆様こんにちは。とまと寿司と申すものです。
はてなブログ書くの1年ぶりくらいです。お乳柔らかにお願いします。
こちらのブログは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会劇場版完結編第1章公開へ向けたカウントダウン企画「#これが私のトキメキ」に参加させていただくブログとなります。この場をお借りしまして、お誘いいただきましたわらみんさん(@WaraminLiver123)に感謝申し上げます。
【完結編第一章まであと24日!】
— つついったー。 (@Atk2f) 2024年8月13日
Solitude Rainを軸にしずく、モノクローム周りの想いについて書きました。気が向いたら立ち寄ってもらえると嬉しいです。
追伸:Rainbow Daysはいいぞhttps://t.co/tfMY8XvIi9
#これが私のトキメキ
つついったー。さん(@Atk2f)よりバトンを受け取りまして、今回わたくしが担当するのは、第9話挿入歌、朝香果林さんの「VIVID WORLD」です。
実は私ね、果林推しなんですよ。3年半くらい。
今まで果林さん関連のブログは何本か書いたことはありますが、ほとんどがスクスタ関連のものでした。「VIVID WORLD」はもちろん、アニメの果林さんについて書くのは、初めてな気がします。
それでは、よろしくお願いします。
さて、なにを書きましょうか ←は?
たしかにVIVID WORLDについて書きたいといったのは私なんですけど、特に何か伝えたいことがあったわけでもないんですよ。そもそもVIVID WORLDとかいう名曲、もう語りつくされて、今更自分がいうことなんて無いんじゃないかとも思うんです。理系の性か?新規性のないものを書くことに抵抗があって。じゃあなんで志望したのか。
それはひとえに、「VIVID WORLD」に向き合いたかったからです。
そういう意味で、今回の企画は本当に良い機会でした。VIVID WORLDは果林推しの私にとって、大好きで、大切な曲。ですから、いつかちゃんと向き合いたいと思っていました。本ブログでは、ひとりの果林推しとして書けることを書きます。
仲間でライバル
まずはVIVID WORLDの位置づけから考えてみます。
この楽曲はテレビアニメ1期第9話の挿入歌です。第9話というと、同好会メンバーそれぞれのお当番回の締めに当たる回で、第一期のひとつの区切りと言ってもいいでしょうかね。
そんな第9話のタイトルは「仲間でライバル」。虹ヶ咲でずっと大切にされてきたテーマだと思います。この前まで放送されていた「にじよんあにめーしょん2」の最終回タイトルは「仲間でライバル」でした。さすがにびっくりしたよね、うん。
第9話のタイトルにふさわしい重さだと思います。
ライバル
第9話にて、同好会はダイバーフェス(3000人)(ひょえ~)にお呼ばれするわけですが、ひとりしか歌えないよ~どうしよ~ってことになります。
ここで果林さんは運頼みにせず、しっかり1人選ぶべきだとメンバー全員に告げます。このシーンを筆頭に、アニガサキの果林さんは現実主義的かつ客観的な振る舞いをするように映ります(特に1期)。例えば、3話や6話では、スクールアイドルを辞めてしまったせつ菜や学校に来なくなってしまった璃奈に対し、「結局は本人の気持ち次第」と、同好会の意思とは反する発言をします。
こういった発言の背景にはモデルとして活動してきた経験と果林さん自身の価値観があると思います。「半端な気持ちではやっていけない」という考えです。
ええ モデルでもスクールアイドルでも トップをとってみせるわ
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』1期5話 「今しかできないことを」
これは5話のセリフです。つまるところ果林さんは、モデルにしてもスクールアイドルにしても、やるからには“本気”で取り組みたいという考えなんだと思います。
ですから、この本気に対してちゃんと向き合ってくれる人とスクールアイドルがやりたいと思っていたんじゃないでしょうか。時に衝突するとしても本気で取り組んで、お互いを高め合っていけるような関係性、ライバルってヤツです。果林さん自身は最初から同好会メンバー(特にせつ菜)をライバルと思っていたようですが、ダイバーフェスにでるメンバーを1人決めるべきという果林さんの意見に皆が賛同したことによって、ようやく果林さんと同好会メンバーがお互いをライバルとして認めあうことができたんじゃないですかね。
仲間
結局ダイバーフェスは果林さんが歌うことになるわけですが、本番の直前にVIVIってひとりでどっかいってしまうんですね。スクールアイドルとして初めてのパフォーマンスの場が観衆3000人のアウェー会場だなんて、誰だってプレッシャー感じると思うので無理もないです。
そんな果林さんを同好会メンバーが励ますことで、果林さんはステージに立つ勇気をもらいます。このシーンを初めて見た時はエモいなーみたいなことしか感じなかったと思うんですが、今の自分にとっては興味深いシーンです。なぜならスクスタなどの他媒体と大きく違うことが分かるポイントだからです。
どういうことか。
私は主にスクスタ関連の果林さんの性格を体系的に説明する理論として「三層人格説」とかいうのを提唱しています。これを簡単に説明すると果林さんの性格は3層で成り立ってて、親しい人にのみより果林さんの内面を表した深い層が見られるというものです。
各層の人格は、画像の各層にいるメンバーの前でのみ見せる人格って感じです。例えば、エマちゃんには1~3層まで見せるけど、歩夢には1~2層までしか見せない的な。(でも愛さんとか3層に片足突っ込んでると思うんで、更新しなきゃな~とは思ってます。)
詳しくは下記ブログに書いてます。暇を極めてたら読んでみてください。
本題に戻ります。なぜスクスタなどの他媒体と大きく違うと感じたのか?
このシーンで果林さんは自分の弱さを吐露します。
我ながら情けないったらないわね
こんな土壇場でプレッシャー感じちゃうなんて…
ほんと…みっともない…
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』1期9話 「仲間でライバル」
「弱音を吐く」という行動は、プライドの高い果林さんにとって、あまり見られたくないもののはずです。
実際私は、「三層人格説」において“心の弱さ”を第三層に定義しました。というのも、スクスタで果林さんが弱さを見せたのは、あなたちゃん、エマちゃん、彼方ちゃんくらいだったからです。
それがアニメではどうだったでしょうか。
もう全員に見せちゃってます。
もちろん意図的なものではなかったというか、しょうがなかったというか、限界だったので吐き出しちゃったというか、そういう感じだったとは思います。
けれど結果的に、果林さんが弱音を吐いて、それに対し同好会メンバーが励ましの言葉をかけることで、果林さんと同好会メンバーの親密度はより深くなったと思います。ここまでのアニガサキ果林さんは同好会の中で、かっこよく、尊敬できる先輩ではありましたが、やはり少し話しかけづらい感じはあったんじゃないですかね。このシーンを通して果林さんと同好会メンバーが本当の意味で仲間になれたんだと思います。
この弱音を吐くシーンを見て、アニガサキの果林さんは第二層と第三層がしっかりと区別されているわけではないのかなと感じました。これ以外にも色々な要素からアニガサキ果林さんとスクスタ果林さんは性格的に違うなって感じる部分があるので、今のところアニガサキ果林さんに「三層人格説」はあてはめて考えていないですね(と思いきや2期11話でエマちゃんと彼方ちゃんの前でだけ悩みを打ち明けたりするんだもんね。ほんとかわいいよね)。
以上のように、「仲間でライバル」っていう虹ヶ咲が特徴としている関係性を、最後に同好会へ入った果林さんを中心に表現されるというのが、第9話のエモポイントなのかなと思います。
VIVID WORLD
ごめんなさい。楽曲のブログなのに、9話の話ばかりしていました。
まあお話があっての楽曲だと思いますのでそこは許してください。ちゃんと楽曲についても書きます。
さて「VIVID WORLD」ですけど、こういう類の感想を見ることがあります。
「この曲(歌詞)を果林さんが歌うのがエモい」
なぜそのように言われるのでしょうか。
これを読んでいる人にとって周知の事実でしょうが、VIVID WORLDは他のメンバーのソロ曲と少し毛色が違います。基本的に各メンバーのソロ曲は各メンバー自身のことを歌っていますが、VIVID WORLDの場合同好会メンバーのことを歌っているのが特徴的です。
一人きりじゃ
きっと知らずにいた
弱さ 痛み 翳り 全部
好きだって(そばで)
笑うキミが好き
「一人きりだって構わない」って
思ってた だって
知らずにいた
キミと(そばで)
過ごす時間が好き
エマかりオタクの私としてはこのキミってエマちゃんのことカナ!?って思っちゃいそうになりますが、エマちゃん含め同好会のみんなへ歌っているんだと思います。9話にて、支えてくれる仲間の大切さを知った果林さんが歌うのがいいですね。
白とか黒 そうYes or No
そんなに単純じゃないなら
答えなんて誰も知らない
正解も輝きもひとつじゃないから
Just like a Rainbow Colors…
これらの歌詞からは同好会の特徴である“ソロアイドル”を感じ取ることができます。
Rainbow Colors=虹色ってもうはいっちゃってますからね。
1~9話まで見て、各アイドルのやりたいことや適性が違ってて、でもそれでいいんだって知ることができた我々にとって、すごく共感できる歌詞です。
数例ではありますけど、同好会メンバーのこと歌ってんじゃねえかって歌詞として以上のようなものがありました。
じゃあなんでこれを果林さんが歌うことに価値があるのかって話なんですけど、おそらくは果林さんが1番こういうのを歌わなさそうだからです。
これまでの果林さんの曲、例えば「Starlight」とか「Fire bird」とかって、「私のこと見てみて~魅了させちゃうわよ~❤」て感じの曲でした。ですから、果林さんは自己主張の激しい曲を歌うイメージが想像しやすいです。
それから、果林さんはもともと自立した人間で、集団での活動にあまり意欲的でないキャラとして描かれていました。直接的にそういう言動があったわけではないですが、本気で取り組みたい果林さんにとっては、集団での活動により発生する馴れ合いやトラブルは足枷になると考えていたとしてもおかしくないでしょう。要は果林さんは同好会の中でも1番、仲間とか、そういうものを重要視していなかったキャラだと思うんです。
VIVID WORLDは果林さんが9話を経て、“同好会”として活動することの良さを知ったからこそ歌えた曲だと思います。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の代表として立ったステージで歌うのがこの曲なのもいいですよね。
219万回は喜ばれた個人回順に光が降ってくるやつ好き。
Just like a Rainbow Colors
Just like a Rainbow Colors...
VIVID WORLDに4回も出てくるこのフレーズ。印象的ですよね。
日本語だと「(まさしく)虹色のように」みたいな感じですかね。日本語だとダサいなこれ。
ただこのフレーズ、英語を少しかじっていれば分かると思うんですけど、文法に違和感があるんです。
“a”という単数名詞の前につく冠詞のあとに、なぜか“Rainbow Colors”という複数名詞がきています。
これ、純粋にミスっただけなんですかね?どうなんでしょう。ミスっただけって可能性も十分にあるかと思いますが、私はミスってないと信じて、どうしてこのフレーズになるのか考えてみました。
2つの可能性があると思います。
①“Colors”が動詞
このフレーズが文法的に間違っていないとしたら、考えられるのは“Colors”の“s”が三単現の“s”で、“Colors”が動詞であるという可能性です。
colorって基本的に名詞だと思うんですけど、調べてみるとどうやら動詞もあるっぽいですね。“Colors”のあとに何もついていないので、この場合自動詞になりますね。自動詞だと「色づく」とか「(顔を)赤らめる」って意味があるらしいです。前者の意味だとしたら、“Just like a Rainbow Colors”は「色づく虹のように」って意味になりますかね。
なるほど、、、だからなんだって話ですけど(笑)。
②“Rainbow Colors”を単数として扱う
2つ目の可能性は“Rainbow Colors”は名詞で、これに“a”をつけることで無理やり単数として扱っているというものです。“Rainbow”と“Colors”の先頭の文字がわざわざ大文字にしてあるので、ありえない話でもないのかなと思いました。
では単数になるとどういう意味があるのか。
“Rainbow Colors”=虹の色(たち)はそれぞれ色の異なる同好会メンバーととらえることができますね。これを単数として扱うということは、メンバーをひとまとまりとして考えるということなので、“a Rainbow Colors”は同好会のことを言っているような気がして嬉しくなりました。まあ私の勝手な妄想です。
もっと高く
皆さん、実はVIVID WORLDには果林さん以外にも(歌唱?)参加している方がいらっしゃるんですが、どなたか知っていますか。
爆音スモーク君ではありません。
答えは、鳥くんです。
Cメロの最後とラスサビの初めに、ピューー!と鳴きます。
鳴き声的に鷹とかの猛禽類な気がしますけど何の鳥かはちょっとわからないです。
この鳥がどういう意味なのか。
鳥と言えば空を飛ぶ生き物ですよね。ラブライブ!シリーズではよく飛んでいけること?の象徴?(議論の余地あり)として羽が登場します。
よって、この鳥の鳴き声はそういうものだととらえてもいいのかなと思いました。
つまり、同好会や果林さんがこの先、飛んでいけること、大きく成長してより高いステージへいけることの暗示なのかなと。
それからVIVID WORLDには、未来を予感させるような歌詞も多いです。
自由に未来創ろう
明日を彩っていく
この先も変わらない思い
明日を覗きたい もっと
こういった歌詞からも、VIVID WORLDには果林さんや同好会が、この先の未来に期待を膨らませている感じがして好きです。
それから、VIVID WORLDは同好会のことを歌っていると書きましたけど、それだけじゃなくて、果林さん自身の向上心「もっと高く」、「もっと先へ」という想いもちゃんと入っている気がしますね。
さいごに
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
最初にも書いた通り、VIVID WORLDは果林推しである私にとって大事な曲です。
今回の企画を通して改めてVIVID WORLDに向き合うことで、9話連続ソロ曲の締めを飾る1曲として素晴らしいなと感じました。
映画公開まであと一ヶ月もないんですね。なんだかやっと実感が湧いてきて、楽しみになってきている自分がいます。
完結編第1章公開まであと23日。明日の担当はかわいさんです。楽しみですね!
【余談】
本編は終わりです。ここからはちょっとした余談。
ここ最近(?)のVIVID WORLDで思い出すこととといえばやはり異次元フェスです。
幸いなことにDay1のみ現地参戦しており、拝むことができました。Day2のみの参戦だったら見れなかったと思うと怖いな。。。
異次元フェスはアイマスとラブライブの様々なブランドが参加したフェス。アイマスPや虹ヶ咲をほぼ知らないラブライバーだっていたはずです。つまりは、作中のダイバーフェスのようにアウェーに近い空間だったわけです。しかもその規模はダイバーフェスの十倍以上。5万人の観衆が見つめる、東京ドームという舞台。
そんな夢のような舞台に1人で立って、VIVID WORLDを披露する果林さん(久保田さん)を見ることができて、本当に良かったです。サビに入ったとき、ダイバーフェスの時のように、会場全体がロイヤルブルーに包まれたのを覚えています。その姿は最高にかっこよくて、美しくて、堂々としていて。「ああ、果林さんついにここまできたんだ、頑張ったね」って親のような気持ちで感動してました。
個人的に果林さんの根源的な欲求として「私を見て」というのがあると思っています。5万人の視線を独り占めにする感覚はどう感じたのかな。さぞ気持ちいいものだったと思います。
けどね、これで満足する女じゃないですよ。朝香果林は。
彼女はさらに上を目指しています。
小さな離島を飛び出した小鳥は、どこまで飛んでいくのやら。