Future Paradeとアニガサキと私。

みなさんこんにちは。とまと寿司です。

虹ヶ咲5thライブお疲れさまでした!このブログでは5thライブの感想や考えたことなどをまとめていきます。いつもツイッターで虹ヶ咲に関することはブツブツつぶやいてるんですけど、ツイッターだと文字数制限もあるし、あとで見返しにくいので記録としてここに書いておきます。そんな感じのいつも通りのお気楽ブログですので、適当に読んでくれたらうれしいです。

※毎度のことですが、私がここで書いていることは正解とかではないので、「こういう風に考える人もいるんだな~」という感覚で読んでください。自分の気持ちを大事にしてほしいです、切実に。

 

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まず私がどの公演にどこで参加したかまとめると

有明Day1 :アリーナ最後列

有明Day2:カラオケで配信視聴

武蔵野Day1:アリーナ最後ブロック

武蔵野Day2:アリーナ最後列

という感じで一応3日間、アリーナ席で現地参戦できたわけですが、どこもアリーナの後ろの方で正直この5thライブはあまり席運に恵まれなかったですね。キャストさんほぼ見えなかったです。座席発表でアリーナと表示されてワクワクしながら会場に行くと、めっちゃ後ろでちょっとがっかりするということを何回か経験しました!ぴえん!

 

気を取り直して感想とか書いていきたいわけですが、さすがに全曲書いていったらやばい量になるので、書きたいことを数ポイントに絞って書いていきます(Future Paradeのことしか書いてないです!)。ほんとは「何分何秒のだれだれさんの表情が~ニチャア( ≖͈́ ·̫̮ ≖͈̀ )」とか書きたいんですけど、たぶん需要無いので我慢します。

 

Future Paradeで振り返るアニガサキ

皆さんご存じかと思いますが、「Future Parade」は2期の締めの全員曲です。初めてアニメで見たときは、アニメ中で初めてのお揃い衣装ということに驚いたし、映像も好きでしたけど、曲自体はそこまででもないかなというのが正直な感想でした。まあというのも、1期の「夢がここから始まるよ」が自分にとってやばすぎて、2期の最後だし夢ここくらいの激エモ曲がくるんじゃないかと勝手に思っていたからです。けれどアニメの放送が終了して、少しずつアニメの振り返りをしていったり、フォロワーさん方のブログやツイートを拝見したりする中で、いつのまにか、2期の最後に持ってくる曲としてこれよりふさわしい曲はないなと思うようになりました。

ちょっとアニメの話になるんですけど、私はアニガサキの根幹を「トキメキ」「エール」だと思ってるんですよね。「トキメキ」と「エール」という風にまとめるとすごくすっきりして好きなんですけど、さすがに抽象的すぎるので軽く説明します。

 

「トキメキ」

「トキメキ」というのはこれまたむずかしいですが、例えば1期の1話でせつ菜のステージを見た侑と歩夢がときめいてましたよね。あれとかです。それ以外にもスイスでスクールアイドルの動画を見たエマちゃん、DIVE!のステージを見た璃奈と愛さん、SIFの配信を見たランジュ、薫子のステージを見た栞子とか、同好会のメンバーだけでもたくさんあります。このようにトキメキは「きっかけ」となって、自分のやりたいこと、好きなことが生まれます。それを追求していった先に「夢」が生まれると思っています。そして、この「トキメキ」は連鎖していくものでもあります。せつ菜のステージからトキメキをもらった侑ちゃんは、作曲者として今度はトキメキを与える存在(=「スクールアイドル」)になっていました。これがいわゆる「トキメキの連鎖」です(どっかの公演のMCでなっちゃんさんも触れてましたね)。アニガサキではいたるところでこの「トキメキの連鎖」が見られます。

Future Paradeの1番の歌詞は特に「トキメキ」および「トキメキの連鎖」に関わることが多く書かれています。

ときめきから紡いでく Our stories

とあるように、「ときめき」から始まるわけですね。余談ですが、ここの歌詞で地味に好きなのが、「story」じゃなくて「stories」にしているところ、つまり複数形にしているところです。ラブライブの他シリーズであれば、みんなの1つの物語ということで単数形にしていたかもしれません。ですがここで複数形にしているのは、虹ヶ咲の場合それぞれやりたいことや目指すところが異なるので、人の数だけ物語があるという意味なんじゃないかなと思いました。

歌詞で「トキメキの連鎖」が特にしっかり書かれているのが、Bメロです。

あふれる想いのバトン

繋いでいこう

新しい(勇気と)出会いと(Harmonies)

生まれてく

一緒に行こう

さぁ きみも…!!

「バトン」っていうのがまさに繋げていく、連鎖していくことを象徴するワードですよね。そして新しい勇気と、出会いと、ハーモニーが生まれるんです。(多くは語りません。皆さん、、、目をつぶって心の中でアニガサキを振り返ってみてください。。。)

 

「エール」

またアニメの話に戻ります。お次は「エール」の話です。「エール」というと、2期12話「エール!」を思い出しますよね。このお話をリアタイで見たときは、確かにいいお話ではあるけど、、、最終回の直前にやる話か?って思っちゃったんですよ。最終回前の11話とか12話あたりはR3BIRTHメンバー関連のお話がくると思ってたので。ですが今となっては、「エール」というものがアニガサキにおいてとんでもなく重要な軸になってるということが、この回のおかげもあって分かったので、12話はやっぱり必要な話だったなって思います。その12話のゆうぽむに着目すると、「エール」っていうのがアニガサキでどう表現されているのか顕著に分かります。


彼方さんにピアノコンクールのことについて相談するシーンの侑ちゃんのセリフ

多分、私と歩夢は同好会に入ってから、お互いに相手の背中を押してここまできたから、私が立ち止まっている時は歩夢がまた押してくれるって、勝手にそう思っているのかも。

というセリフがあります。個人的にはここが結構分かりやすいので、このセリフについて話したいんですけど、その前にこのシーンには2つの回想シーンがはさまれているので、まずはそっちについて触れたいと思います。

まず1つ目は1期1話、歩夢がスクールアイドルに挑戦したいと宣言して、「Dream with You」を歌った後のシーンです。

歩夢「今はまだ、勇気も自信も全然だから、これが精いっぱい。私の夢を一緒に見てくれる?」

侑「もちろん。いつだって私は、歩夢の隣にいるよ。」

もう分かると思いますが、さっきの2期12話のシーンのセリフ中で出てきた「背中を押す」ってまさにこういうことですよね。夢を見つけたけれど、まだ勇気自信が足りない歩夢を「応援」することで、一歩踏み出す勇気を与えています。つまり「背中を押す」というのは「応援」の1種なんです。ここで「応援」という言葉をだしましたが、応援ってエールとほぼ同じ言葉だと思います。なので「応援」≒「エール」でいいと思います。


2つ目の回想は1期12話で夢の大橋ふもとに作った歩夢のステージでローダンセを渡した帰りのシーンです。このカットの直前は

侑「歩夢を最初っからかわいいって思ってたのは、私なんだからね。」

歩夢「ありがとっ(@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ)」

という一見ただの百合シーンなんですが、一応歩夢を肯定するシーンとなってます。

大事なのがその直後の侑ちゃんが自分の夢を告白するシーンです。侑ちゃんは少なくとも11話の時点では音楽をやってみたいという夢を持っていて、それを歩夢に話そうとしたんですが、、、まあ、うん、色々あって話せなかったんですよね。それでも歩夢の反応を無視して、同好会の他メンバーに自分の夢の話を言い出さなかった、というより言い出せなかったのは、やはり歩夢の応援を必要としていたんだと思います。侑ちゃんもこの時はかなり自信がなさそうだったので*1*2。自分を一番近くで見ていてくれている人の応援はやはり力になりますからね。

侑「私が夢を見つけられたのは、歩夢のおかげだよ。

歩夢「私も侑ちゃんがいたから、スクールアイドルを始めることができたんだよ。侑ちゃん、今までありがとう。」

侑「歩夢、今までありがとう。」

 

そして、Cパート。

侑「曲作りにチャレンジしてみたんだけど、今の私にはここまでが精いっぱい。」

歩夢「そんなことないよ侑ちゃん。

侑「えへへ、そう?」

歩夢「うん!とってもステキだと思うよ。

 

2期ではどうかというと、

2期1話の歩夢

侑ちゃん、夢は違っても私はいつだって力になるからね。

 

2期5話

侑「舞台の歩夢、すっごく良かったよ!

歩夢「えへへ。私ね、ユニットなんてほんとは無理だと思ってた。でもせつ菜ちゃんやしずくちゃんと夢中でお芝居してたらどんどん楽しくなってきて、そんな自分をね、ファンの人に見てもらえたらいいなって思えたの。」

侑「そうだね、ファンのみんなも歩夢と一緒に楽しんでくれると思う。もちろん私も!

歩夢「うん!」

(手を重ねる)

歩夢「侑ちゃん、私にもできることがあったら、なんでも言ってね。

侑「ありがとう。でももうたくさんしてもらってる。次はきっと私の番なんだ。」

 


ここら辺が、ゆうぽむの2人が「お互いに相手の背中を押してここまできた」ことが分かるシーンです。2期12話のシーンのセリフに戻ります。

多分、私と歩夢は同好会に入ってから、お互いに相手の背中を押してここまできたから、私が立ち止まっている時は歩夢がまた押してくれるって、勝手にそう思っているのかも。

結局、このセリフから何が分かるかといいますと、ここまでで見てきたように「侑と歩夢は自分の夢を見つけてから、夢に挑戦することを怖がって立ち止まったり、色々な壁にぶつかったりしてきたけど、そのたびにお互いの夢を「応援」してきた、「エール」を送りあってきた。だから、今回も歩夢からの「応援」がないと前に進めない。」ってことです。意外にも侑ちゃんがいまだに歩夢に依存していたことが分かるシーンなんです。

さきほど「トキメキ」は「連鎖」するものと書きましたが、ゆうぽむが「エール」を送りあっていたように「エール」は「循環」するものだと思っています。アニガサキの世界では基本的に何か立ち止まってしまったときは、「エール」を送りあうのが基本です。というか「エール」がないとみんな踏み出せないんですよね。自分自身で克服して壁を乗り越えるってシーンはほぼ無い気がします(2期8話くらい...?)。ゆうぽむ以外で、「背中を押す」シーン、「応援」「エール」を送るシーンにどんなものがあったか挙げておくと、 

  • 1期3話、一度スクールアイドルを諦めたせつ菜に対する侑ちゃんのエール
  • 1期5話、スクールアイドルに興味はあるが一歩踏み出せない果林に対するエマのエール
  • 1期6話、自信を無くして家に引きこもってしまった璃奈に対する、同好会みんなのエール
  • 1期8話、本当の自分をさらけ出せないとふさぎ込んでしまったしずくに対するかすみのエール
  • 1期9話、大観衆のアウェーステージに怖気づいてしまった果林に対する同好会みんなのエール
  • 2期6話、独りで責任を抱え込んでしまった菜々に対する、歩夢及び同好会全員のエール
  • 2期7話、自分に適性がないとしてスクールアイドルを諦めていた栞子に対する同好会全員のエール
  • 2期9話、歌を諦めてしまっていたミアに対する璃奈のエールと同好会全員のサポート

今なんとなく頭の中で振り返ってみただけでもこれくらいはありました。ほかにもきっとたくさんあると思います。このようにアニガサキではお互いに「エール」を送りあうことで、それぞれの夢に向かって一歩ずつ進んでいるのです。同好会はソロで活動しているけれど、独りではないということの意味が、ここにあると思っています。長くなりましたが、以上がアニガサキにおいて「エール」および「エールの循環」が大事だと考える理由です。

そんな「エール」に関して、Future ParadeのBメロでこんな風に語られています。

ためらう心に今

送るエール

踏み出した(勇気の)一歩が(力に)

変わるんだ

一緒に行こう

さぁ 僕ら

「トキメキ」に関わる歌詞もBメロでしたけど、「エール」もBメロでした。それもあって、勝手な解釈ですけど、やっぱり「エール」がアニガサキで「トキメキ」と同じくらい重要なものってことが自分の中で確信的になりました。

 

【余談タイム】

この前のスクフェスシリーズ感謝祭にて、スクスタストーリー4thシーズンの内容が少しだけ明かされましたね!そこでキーとなるキャラクターであろう加藤ツムギちゃんも初公開されました。

プロフィールはこんな感じです。ここで注目してほしいのが「実はスクールアイドルを応援することに対して複雑な思いを抱えています。」という文章です。さて、みなさん、「応援」という言葉が出てきましたね。実際、ツムギ氏は4th seasonの予告動画で「応援なんて無意味だと思います。」と語っていて、過去に何があったか知りませんが、「応援」に対して否定的なようです。これを見て、何となくですが4th seasonは「応援」がテーマになってくるような気がしてワクワクした自分です。そうなった場合、アニガサキだけではなくて、虹ヶ咲全体として「応援」が重要性を帯びてくることになるので楽しみです。スクスタのストーリーは正直そんなにしっかり内容を覚えていないですが、アニガサキほど「応援」や「エール」が大事な要素になっていなかった気がするので。

 

「トキメキ」と「エール」の関連性

本編に戻ります。アニガサキで「トキメキ」と「エール」が重要なんだ!ってことはここまででお伝えできたと思いますが(できたと思いたい)、ここからは「トキメキ」と「エール」はどんな関係にあるかってことを少しだけ書きたいです。まず「トキメキ」の説明で書いた通り、「トキメキ」が「きっかけ」となって好きな事ややりたいことが生まれます。「みんな自分の好きなことを追求しちゃおう!」というネオスカの歌詞があるように、好きなことを追求していくと「夢」が生まれます。しかし、夢に挑戦することはそんなに簡単なことではありません。また、夢に向かって歩み出したとしても、たびたび困難に直面します。そんなときに必要になってくるのが「エール」です。「エール」は勇気や自信を与え、夢に向かって一歩踏み出す手助けをします。そして、一度「エール」をもらってそれが力になると、「エール」の重要性を認識できるので、今度は周りの人が立ち止まっているときに「エール」を送ろうとします。こうして「エールの循環」が発生します。お互いに「エール」を送りあうことで夢に向かって進んでいき、夢をかなえたときに他の誰かに「トキメキ」を与えます。こうして「トキメキ」が連鎖していきます。一応これが「トキメキ」と「エール」の一般論です。だから私の頭の中では「トキメキの連鎖」と「エールの循環」はそれぞれX軸方向とY軸方向みたいな、別々の方向で展開されて交差しているイメージです(意味不明)。お互いの道が交差して面白くなってくんですよ。

たぶん一般論だと分かりにくかったと思うので、具体例として高咲侑さんで説明します。侑ちゃんがときめいてから、他の人にトキメキを与えるまでの流れは以下のような感じでした。

(せつ菜のステージをみる)せつ菜ちゃん半端ねえええええ!!!完全にときめいちゃった!!(きっかけとなる「はじまりのトキメキ」)

スクールアイドルすこやな。同好会入って応援するやで。(好きな事を追求する。この過程で侑ちゃんは無意識に同好会のアイドル達に対して「エール」を送り続ける。高咲侑はそういうキャラ。)

ピアノ楽しいやん。作曲してみてええ!!音楽科入ったらそういうことも勉強できるんだろうけど、ワイにやっていけるんやろか...?(夢が生まれるが、挑戦する勇気が足りない)

(「夢がここから始まるよ」=「スクールアイドル達から侑への『エール』」を受けとる)よっしゃ、音楽科入ってがんばろ!!(夢に向かって歩み始める)

音楽科の作曲課題で苦戦したけど、みんなが自分のやりたいようにやったらいいって言ってくれたからネオスカできた!!(ざまざまな困難に直面するもみんなのくれる「エール」のおかげで乗り越えられる。この「エール」は1期の時に侑ちゃんが他の同好会メンバーに送っていた「エール」が循環してきたものでもある。)

(1stライブの日、自分に寄せられたメッセージを見る)ワイも誰かに「トキメキ」与えてたんや。うれしいなあ。

という感じでした(侑ちゃんが猛虎弁っぽいのは気にしないでください)。一応侑ちゃんは2期の最後で1つのゴールにたどり着いたってことになります。けれどこれで終わりということではなくて、作曲コンクールという新しい夢に向かって走り出しています。続編が楽しみですね~~~~

 

サビ部分

「トキメキ」と「エール」の話はこれくらいにして、ここからはFuture Paradeで1番大事なサビ部分のお話をしたいです。

はじまりの風 光る

瞬く明日へと

きみの想い

咲くって信じてるの

ひとりじゃないからね

どんなときも

描こうよ with you forever

夢の虹は いつも 胸の中

僕らをつないでるから

この歌詞で伝えようとしているメッセージって、Future Paradeを披露する直前の侑ちゃんや同好会メンバーの言葉と重なるところがあると思っています。

侑「(前略)もう走り出してる人もいっぱいいるはずだし、向いてないとか、遅いとか、そんなの全然関係なくて。うまくいかないこともいっぱいあるかも知れないけど。そんな時は私たちがいるから、元気が欲しい時は会いに来て!」 

(中略)

歩夢「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はずっとあなたと一緒にいるよ!」

全員「みんな、ありがとー!!」

5thライブでは、このシーンが見事に再現されました。過去に3rdライブでの忠実なアニメ再現があったのでなんとなく5thライブでも再現されたら嬉しいなーと思ってたので、矢野妃菜喜さんが客席側に登場してきたときはやはりうおおおおお!!ってなりました(語彙力)。ただこのシーンで1つだけ残念だったことがあって、たぶん演出の都合上で仕方のないことだったと思うんですが、このシーンの劇伴である「みんな大好き!!!」が流れなかったことです。私はこの劇伴からのFuture Paradeの流れが大好きだったので、そこはちょっと残念でした。(Next TOKIMEKI公演では自分の頭の中で「みんな大好き!!!」を再生するという対策をしたのでOKでした😊)

そんなことは置いといてもう少し歌詞を読み解いていきたいんですけど、“きみの想い”~“with you forever”までは前述したセリフで言われていることと重なるので分かるんですが、最初と最後の部分だけは私にとって簡単には落とし込めなくて。まずは最初の部分、「はじまりの風」ってなんなんでしょう。そのあと「光る」って続くんですけど、普通風って光らないじゃないですか。まずそこが1つ目の疑問点。「はじまり」という言葉を考えたときに、やはり連想されたのは「はじまりのトキメキ」です。きっかけとなった最初の「トキメキ」。それしか思いつかなかったんで、とりあえずそうだとして、「風」はどういう意味なんでしょう。そこで「風」について調べていると、なんと「風光る」という慣用句を見つけちゃいました!(無知ですみません)それでどういう意味の慣用句かといいますと、Wikipediaさんによると

春の季語。暖かくなり、日差しが強くなる季節に、吹く風も輝くように思える様子。主観により、鋭く輝く感じを指したり、柔らかに光る感じを指したりする。

ということらしいです。かなり歴史のある言葉らしいですし、Future Paradeでの「風光る」がこの意味で使われているのかは分かりません。ですが、この意味を含んでいるとしたらなかなか面白いです。まず春の季語であり、寒い冬を乗り越えて、日差しが強くなってきたことで初めて風が輝いているように見えるということから、困難を乗り越えた先にある輝きみたいなものを連想させます。これって雨の後にかかる虹と似たような意味合いですよね。そして上記の説明文によれば、この「光る風」は自ら発光しているのではなく、太陽の光に照らされることで光って見えるので「夢が僕らの太陽さ」とも関係していそうです。

風光る」のあとは「瞬く明日へと」とつづくんですが、「瞬く」ってなんなんでしょう。分かるようでよくわからないです。「瞬く」というと、「世界は瞬いて 虹色があふれる(Love U my friends)」や「あぁヒカリ瞬く笑顔にキュンときたら(ダイアモンド)」という歌詞があります。「瞬く」の意味を調べてみると「光が点滅」するという意味があるのでこれらはすべてこの意味だと思います。なので「瞬く明日」は「輝かしい未来」とか「素敵な未来」とかそんな感じで解釈しちゃいます。

ここまでをまとめると「はじまりの風光る 瞬く明日へと」は「『トキメキ』がきっかけとなって始まった物語は、時に困難に直面したりするけれど、そのたびに乗り越えていって、輝かしい未来に向かって良い方向へ進んでいくよ!」的な意味なんじゃないかと思いました。

次に「夢の虹は~」以降の部分について考えていきたいんですが、ここは「夢の虹」をどう考えるかに尽きると思います。いろいろ考えたんですが、「夢の虹」の答えは1つじゃないと思います。だからといってなんでもかんでもいいかというとそういうわけでもないと思いますが、解釈の仕方にはある程度の自由さがあっていいと思います。虹の特徴の1つとして雨の後にかかる綺麗なものっていうのがあるじゃないですか。それがすごく美しいので、色々なコンテンツで題材になったり、歌詞に使われていると思うんです。なので「夢の虹」といった場合には「夢を叶える瞬間」や「夢を叶えることそのもの」、「夢を叶えるという目標」あたりの意味になるのかなと思いました。ではこの「夢の虹」が「いつも胸の中僕らをつないでいる」とはどういうことなんでしょう。ここで思い出したのが、2期12話の彼方ちゃん先輩のセリフです。

スクールアイドルはそれぞれ学校が違うし、ファンもそれぞれやりたいことは全部違うけど、それでも同じものを好きになれば仲良くなれるし、力を与えあえる。突き詰めると、みんな根っこは一緒で、大切な人を応援できる友達なのかもね。

「夢の虹」以降の歌詞で言っていることってこれと少し似ているんじゃないかと思いました。みんなそれぞれ夢や目標は異なるけど、みんな自分の中の叶えたい夢を持っているという意味で同士なんだよ!だから応援しあえるんだよ!っていうのを伝えたいんじゃないのかなって私は思いました。

 

ここまで、Future Paradeという曲を通してアニガサキを振り返るなどしてきましたけど、いかがでしたでしょうか。アニガサキが「トキメキの連鎖」と「エールの循環」の2本軸であること、サビ部分で虹ヶ咲が我々「あなた」に伝えようとしているメッセージ等はすべて私の考えと妄想に過ぎないですが、これを書くことを通して、自分の中でもアニガサキを整理することができて楽しかったです。これは違うと思うというところや、自分はこうだと思うという意見があればぜひ聞いてみたいです。

 

 

ちょっと余談ですが、5thライブを経たことでFuture Paradeに対する印象や曲の評価が変わった人も多くいるんじゃないでしょうか。その理由の1つはキャストによるアニメ再現ですが、もう1つ理由があると思っていて、それはダブルアンコールです。やっぱ5thのFuture Paradeを語るうえであれは外せませんよね。そもそも虹ヶ咲のライブでのダブルアンコールが初めてで、「え?なにごと?」と驚いたのを覚えています。キャストの皆さんが楽しそうに歌っていてほんとに多幸感がやばかったです。けれどどうしても泣いてしまった瞬間があったんです。それは手をつないで一緒に歌っている大西さんと楠木さんが映し出された瞬間です。この二人をみるとどうしても1stライブを思い出してしまって、なつかしさなのかなんなのか自分でもよくわからないんですが、泣き崩れてしまいました。この時、ある歌詞が頭をよぎったんです。

はじまりのこの場所でまた

僕ら手を繋ぐだろう

Our story never ends!

あっっっっっっっっっっっっ!!!!!オワリました。完全にオワリました。トワイライトです。5th以降、この2人のツーショットを見るだけでもしんどいくらい涙腺にくるようになってしまいました。たしかNext TOKIMEKI公演Day2のトキランだったと思うんですけど、大西さんが楠木さんの涙をぬぐってあげる瞬間があったと思うんですけど、あそこもやばすぎてやばかったです(語彙力)。

 

 

高咲侑と私

高咲侑さんについて振り返ると、本当に1番最初はスクスタの「あなた」が具現化した存在というか、声や姿をもった存在というイメージがありました(最近、1期1話放映当時のコメントを見たら「俺かわいすぎん!?」というコメントが多くて面白かったです)。なので、自分も侑ちゃんに感情移入してみることができていました。しかし物語が進んでいくにつれて、私との差異が生まれ、それは次第に大きくなっていき、しまいには「スクールアイドル」化していく侑ちゃんに対して不満が募っていた時期もありました。侑ちゃんを推しとするくらい侑ちゃんのことが好きだという人がたくさんいるということは知ってますが、今でも侑ちゃんだけは他のキャラのように「かわいい」という風にはあまり思えないままなんです。けれど今なら分かります。侑ちゃんに対して不満が募っていたのは、自分と同じ「あなた」であったはずなのに、どんどん成長して私を置いてきぼりにしていく侑ちゃんに対して焦っていたからなんです。一時期高咲侑アンチになりかけていた自分ですが、客観的に自分の気持ちをとらえることができた今、侑ちゃんに対して「アイツには負けてらんねえ」という気持ちになってきたんです。なんていうかこれって、「ライバル」だなあと思いました。だから今の自分にとって高咲侑はスクールアイドルが大好きな「仲間」であり、夢に向かって切磋琢磨する「ライバル」なんです。「仲間」で「ライバル」なんです。だから今となってはいてくれてありがとうという気持ちです。

 

私の過去・未来・イマ

最後に少しだけ自分の話をさせてください。私が虹ヶ咲を応援するようになったきっかけは2年前の今日(投稿日10月3日)、アニガサキの1期第1話を見たことでした。当時の私は大学1年でした。受験に失敗して後期試験で入った大学に入学するも、コロナで大学にも行けず、、、本当に虚無みたいな毎日を過ごしてました。特に受験の失敗が自分にとって大きくて。高校2年生のときに初めて自分のやりたいことが見つかってから、それを叶えるための大学に行くために毎日誰にも負けないぐらい勉強をしました。その大学は皆さんも絶対に聞いたことのあるであろう日本でもトップクラスの大学で、田舎の公立高校生である私が行くにはかなり厳しかったんです。先生や親には「冗談でしょ?」とか「無理だろ」とか色々いわれましたが、祖父母に土下座して予備校のお金を払ってもらい、毎日死ぬほど勉強しました。ですが結局、あと一歩及ばず、合格することは出来ませんでした。周りの人には「あそこを受けれただけすごいよ」といわれましたがなんの慰めにもなりませんでした。この受験の経験から私が感じてしまったのは「努力なんてしたってなんの意味もない、結局才能なんだ。むしろ努力なんてすればするほど無駄になる」ってことでした(昔の栞子みたい)。受験の失敗で私は大きく自信を喪失し、当然大学なんかやる気もでませんでした。そんなときに出会った虹ヶ咲。虹ヶ咲がきっかけで大学に友達ができて、ツイッターにもたくさん友達ができました。そんな友達とライブに行ったりお台場で遊んだりする時間は本当に楽しくて、こんな日々が永遠に続いたらなって何度も思いました。そして今、自分は3年になりました。そろそろ進路について考えなくてはいけない時期です。ですが、いまだに自分のやりたいことが無いんです。就職するのか、大学院に行くのか、、、そんなことすらまだ決まっていない状況で正直焦りを感じています。そんな中で迎えた5thライブ。Future Parade。

はじまりの風 光る

瞬く明日へと

きみの想い

咲くって信じてるの

ひとりじゃないからね

どんなときも

描こうよ with you forever

夢の虹は いつも 胸の中

僕らをつないでるから

そして「夢が僕らの太陽さ」直前の侑ちゃん(矢野妃菜喜さん)のセリフ

次は、あなたの番!

これらの歌詞やセリフはまさしく虹ヶ咲から我々「あなた」への「エール」だと思っています。虹ヶ咲のスクールアイドル、そしてライバルである高咲侑から「エール」を受け取った私は、ようやくですが、自分の将来に目を向けていこうと思えました。10月から研究室での新しい生活が始まり、自分のやりたいことを模索していくわけですが、そうするときっと今までのように朝から晩まで虹ヶ咲のことを考えられるほど暇ではなくなっていくと思います。虹ヶ咲から少し距離をとるということになるので、これは少しさびしいことのようにも思えますが、大丈夫です。

背中を押して距離が離れたって、押してくれた手のぬくもりは残るよ。

偉大なる彼方ちゃん先輩もこのようにおっしゃっていることですし。アニガサキでは「元気が欲しい時は会いに来て!」と言っていたので、リアルライフを頑張っている途中で元気がなくなったら、虹ヶ咲を摂取しに行くだけです。これからも自分のペースで虹ヶ咲のオタクを続けていきたいと思います。

 

さいごに

ここまで読んでいただいたみなさん、お疲れさまでした。皆さんお気づきでしょうか。このブログの1番最初では、5thライブの感想を書くとか書いておきながら、結局Future Paradeの話だけで終わってしまいました。しかもほとんど5thの感想じゃなくて、歌詞考察っていう(笑)。本当は永遠の一瞬とかHurrayHurrayのことも書きたかったんですけど、Future Paradeだけでけっこうエグイ量になり私が力尽きてしまったのと、輝かしい夏休みが終了してしまったので、これで終わりにします。改めて読んでいただいたみなさん、本当にありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光 たどって

きみと 僕らで進もう

Go for dream 何度でも

夢を…夢を…追いかけていこう!

私は皆さんの夢も応援しています。

一緒に頑張りましょう!!

*1:1期11話高咲侑のセリフ「あのね、歩夢に話そうと思ってたことがあるんだ。ただ、自分でも自信が持てなくて、もっと弾けるようになってからって思ってたら、時間たっちゃってさ」

*2:1期13話高咲侑のセリフ「なんていうか、自信が欲しいんだよね、私。今から新しいことやるって、やっぱり大変だろうし。だからさ、このフェスティバルをやり切れたら、私だってきっと何とかなるって、怖がらないで自分の夢に向かっていけるはずだって、思いたいんだよね。」